情熱と共に生きた『ランディ・パウシュ教授』の奮い立つ講義動画
先に投稿した記事の書籍『スーツケース起業家』で著者ナタリー・シッソンさんが生き方をきめる上で、大きな影響を受けたとするカーネギー・メロン大学のランディ・パウシュ教授の講義の動画。
それを見て、私もまた深く感銘を受けたのでご紹介します。
ランディ・パウシュ教授の講義の動画
ランディ・パウシュ教授(1960年10月23日 - 2008年7月25日)はアメリカのカーネギーメロン大学の終身教授。
下の動画は末期のすい臓ガンに侵された教授が余命3〜6ヶ月とされていた2007年9月18日に行った講義です。
講義では教授が子供の時に描いた数々の夢をいかに実現してきたかを、ユーモラスに、力強く語り、人生への情熱を伝えます。
教授はそれらを”子供の頃のバカな夢”では終わらせず、大人になっても、壁が立ちはだかっても、情熱を持って、時に少し形は違えど、それらを実現させました。
子供の時の夢であっても、それが自身の夢中になれることなら、障壁にも可能性を模索し、情熱を持って挑戦し続けることの大事さに気付かされます。
教授は言います。「レンガの壁は理由があってそこにある。君がどれほどそれをそれをほしているのか証明してくれているのだ」
なお、余命を宣告されていたことに対する悲壮感はまったく感じさせません。あまりの悲壮感なさに、はじめ ナタリー・シッソンさんが影響を受けた動画はこれではないのでは?と疑ったくらいです。
もう一つ動画を見つけました。こちらは余命宣告の期間を超え、大学の卒業式に立ち会えたランディ・パウシュ教授が、卒業生に向けて送ったスピーチです。
この動画で教授は人生に絶対必要なことは「Passion(情熱)」だと語ります。
夢中になれる何かを見つけなきゃだめだと。
もう見つけた人も、30代、40代まで見つからない人も多いだろうが(いくつになっても)情熱を持てることを見つけることを決して諦めてはならないと。
それはモノやお金の中にはない。内側から情熱が湧き上がるようなこと。仲間内で心から敬意を持ってもらえることなら充分だ。そして、情熱を持って打ち込んでいる人やその姿は人々の記憶に残る。と語ります。
死が迫るなかでの教授の言葉ゆえに、心により強く刺さります。
先にもう一つ語っていた言葉があります「死に際に後悔するのは自分のした事ではなく”しなかった事”だ」
ランディ・パウシュ教授が動画で悲壮感を感じさせないのは、子供の時描いた数々の夢を実現してきたことを含め、自身の行ってきた事に対する満足からなのでしょう。
私も情熱を持ち続けて生きて、いつか来る死に際に後悔することのない人生を歩みたい!
そう強く願い、奮い立たせられた動画です。